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日本の年金制度をざっくり整理|国民年金・厚生年金・第1号〜第3号の基本


※ 本記事は制度の全体像をつかむための整理メモです。年金制度は法改正や個別条件の影響を受けるため、最終的な手続きや金額は必ず厚生労働省・日本年金機構・勤務先・自治体で確認してください。
English note: This article is mainly in Japanese and focuses on the basic structure of Japan’s public pension system.

📌 この記事でわかること

  • 日本の公的年金が「2階建て」と言われる理由
  • 第1号・第2号・第3号被保険者の違い
  • 何年入ると年金を受け取れるのか
  • まず何を確認すればいいのか

日本の年金制度って、調べ始めると急に難しく見えます。

「国民年金と厚生年金って何が違うの?」「自営業と会社員で何が変わるの?」「そもそも何年払えば受け取れるの?」と、疑問が一気に増えやすいテーマです。

私自身も、NISAやiDeCoを考える前に、まず公的年金の土台をざっくり理解しておくことが大事だと感じました。

この記事では、細かい例外を全部追うのではなく、まず全体像をつかむための地図として、日本の公的年金制度を整理します。

先にひとことで言うと
日本の公的年金は、20歳以上60歳未満の人が共通して関わる国民年金を土台にして、会社員や公務員などはその上に厚生年金がのる「2階建て」の仕組みです。

目次
  1. 先に結論
  2. 日本の年金は「2階建て」
  3. 第1号・第2号・第3号の違い
  4. 何年で受け取れるのか
  5. まず確認したいこと
  6. 次に分けて考えたいテーマ
  7. 公式リンク

先に結論

日本の公的年金をざっくり整理すると、まず覚えたいのはこの4つです。

  • 日本の公的年金は、国民年金厚生年金の「2階建て」
  • 自営業・学生などは主に国民年金、会社員・公務員などは国民年金+厚生年金
  • 老齢年金は、保険料納付済期間や免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上あることが基本
  • まずは「自分がどこに加入しているか」を知ることが大事

細かい金額や将来いくら受け取れるかは人によってかなり違います。なので最初は、「自分はどこに加入しているのか」「記録を確認できているか」を押さえるだけでも十分前進です。

日本の年金は「2階建て」

厚生労働省は、日本の公的年金制度を、20歳以上の人が共通して関わる国民年金と、会社員や公務員などが加入する厚生年金による「2階建て」の構造として説明しています。1

1階部分

国民年金(基礎年金)

日本国内に住む20歳以上60歳未満の人が共通して関わる土台の年金です。

2階部分

厚生年金

会社員や公務員などが、1階の国民年金に上乗せで加入する年金です。

この「2階建て」を知っておくと、国民年金と厚生年金を別の制度としてバラバラに見るより、かなり理解しやすくなります。

第1号・第2号・第3号の違い

日本年金機構の案内では、公的年金の加入者は大きく3つの区分で整理されます。2

第1号被保険者

自営業者、学生、農林漁業者、無職の人など。主に国民年金に加入し、自分で保険料を納めます。

第2号被保険者

会社員や公務員など。国民年金と厚生年金の両方に加入し、保険料は給与から天引きされるのが基本です。

第3号被保険者

第2号被保険者に扶養されている配偶者。一定の条件を満たすと、自己負担なしで国民年金に加入します。

ここは家計管理にも結構大事です。自分がどの区分かで、保険料の払い方も、手続きの窓口も変わるからです。

日本年金機構は、国内に住む20歳以上60歳未満の人で、厚生年金に加入しておらず、第2号被保険者に扶養されていない場合は、第1号被保険者として国民年金に加入する必要があると案内しています。3

何年で受け取れるのか

年金を受け取るときに、まず大事になるのが受給資格期間です。

日本年金機構では、老齢基礎年金の受給資格期間である10年が基本になると説明しています。4

つまり、ざっくり言えば「少なくとも10年は制度に関わっていないと、老齢年金の受け取りに進みにくい」という理解が入口になります。

ただし、ここでいう10年は、単純に現金で払った期間だけとは限りません。保険料納付済期間、免除期間などを合算して見るため、実際の扱いは個別に確認が必要です。5

原則として老齢基礎年金・老齢厚生年金は65歳から受け取るのが基本ですが、繰上げ・繰下げなど関連する仕組みもあります。ここは別記事で整理してもよさそうなテーマです。

まず確認したいこと

制度を理解することも大事ですが、家計管理の実務としては、まず自分の記録を確認できる状態にしておくのがいちばん役立ちます。

日本年金機構の「ねんきんネット」では、年金記録の確認、将来の年金見込額の確認、通知書の閲覧などができます。6

まずやっておきたいこと
  • 自分が第1号・第2号・第3号のどれかを確認する
  • ねんきん定期便を見たことがあるか確認する
  • ねんきんネットに登録して記録を見られるようにする

年金は、分からないまま放置するとずっと苦手意識が残るテーマですが、逆に言うと「制度の全体像」と「自分の記録」を押さえるだけで、かなり見え方が変わります。

次に分けて考えたいテーマ

今回の記事では、まず日本の年金制度の基本だけにしぼって整理しました。

実際には、ここから先に分けて考えたいテーマもいくつかあります。

  • 外国人が日本で年金に加入するときの考え方
  • 出国するときに関係する脱退一時金
  • ねんきん定期便の見方
  • 国民年金保険料の免除・猶予制度
  • NISAやiDeCoと年金をどう一緒に考えるか

特に「外国人の場合どうなるのか」は、それだけで別記事にした方が分かりやすいと思っています。日本人向けの基本と一緒に書くと、どうしても情報が増えすぎてしまうからです。

公式リンク

今回は、主に次の公式ページを見ながら整理しました。

年金制度は「完璧に理解してから動く」より、まず記録を確認して、自分の立ち位置を知るところからで十分だと思います。

NISAやiDeCoを考える前提としても、公的年金の土台をざっくり押さえておくと、お金の全体設計がしやすくなります。

Footnotes

  1. 厚生労働省「教えて!公的年金制度 公的年金制度はどのような仕組みなの?」(2026年5月26日確認)

  2. 日本年金機構「国民年金・厚生年金保険のしおり」(2026年5月26日確認)

  3. 日本年金機構「年金に加入する」(2026年5月26日確認)

  4. 日本年金機構「受給資格期間」(2026年5月26日確認)

  5. 日本年金機構「年金を受け取る(請求する方)」「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」(2026年5月26日確認)

  6. 日本年金機構「『ねんきんネット』とは?」(2026年5月26日確認)