25歳で契約した変額個人年金保険を解約しました|元本割れでもNISAに切り替えた理由
Why I Cancelled My Variable Annuity
※ 本記事は個人の体験談と、公開されている情報をもとにした記録です。保険・投資・税金の判断は人によって変わります。解約前には、必ず契約中の保険会社・公式資料・必要に応じて専門家に確認してください。
English note: This article is mainly in Japanese. It is a personal review, not financial advice.
この記事でわかること
- 私が25歳で変額個人年金保険を契約した理由
- 元本割れでも解約した理由
- 実際の払込額・返金額・損失額
- 解約前に確認したこと
- 解約後にNISAへ切り替えた考え方
私は25歳のころに変額個人年金保険を契約しました。
少しずつ将来のお金を考え始める時期でもありました。
契約のきっかけは、両親が長くお世話になっている保険屋さんからの紹介です。両親にも勧められ、「将来のためになるなら」と思って、毎月1万円で契約しました。
ただ、結果として私はこの変額個人年金保険を解約しました。
しかも、元本割れした状態での解約です。
私の解約結果
この記事では、なぜ私が約3.6万円のマイナスでも解約したのか、そして解約して戻ってきたお金をどうしたのかをまとめます。
English summary: I cancelled a variable annuity insurance policy that I bought at age 25. I had paid 390,000 yen and received 353,460 yen back, so I accepted a loss of 36,540 yen and moved the money into NISA instead.
変額個人年金保険とは?
変額個人年金保険は、保険料を特別勘定で運用し、その運用実績によって将来受け取れる年金額や解約返戻金が変わる個人年金保険です。
生命保険文化センターでは、変額個人年金保険について、株式や債券を中心に特別勘定で運用し、将来受け取れる年金額・死亡給付金額・解約返戻金が運用実績によって変動する商品と説明されています。
つまり、保険ではありますが、投資の性質もあります。
契約内容によっては、年金原資や死亡給付金に最低保証があるものもあります。一方で、解約返戻金には最低保証がないものも多く、途中で解約すると元本割れする可能性があります。
公式情報で確認したポイント
- 運用実績によって年金額・死亡給付金・解約返戻金が変動する
- 市場リスクは契約者が負う
- 年金原資や年金受取総額に最低保証がある商品とない商品がある
- 解約返戻金には最低保証がないものが多い
- 契約後1年から10年程度は、解約控除がかかることがある
参考にした公式情報:
- 生命保険文化センター:変額個人年金保険
- 生命保険文化センター:変額個人年金保険の概要
- 生命保険協会:市場リスクを有する保険商品への加入にあたって
English summary: A variable annuity is an insurance product with investment features. The surrender value can go up or down depending on market performance, and it may not be guaranteed.
25歳で契約した理由
私が契約したのは、25歳のころです。
契約のきっかけは、両親がずっとお世話になっている保険屋さんからの紹介でした。両親にも勧められたこともあり、「将来のために少しずつ準備できるならいいのかな」と思いました。
契約内容としては、円建ての商品で、65歳から年金として受け取る予定でした。毎月の保険料は1万円です。
当時の私は、投資や保険について今ほど理解していませんでした。
「老後のため」「毎月1万円なら無理なく続けられる」「両親も知っている担当者さんだから安心」という気持ちが大きかったです。
ただ、今振り返ると、契約時にもっと確認すべきことがありました。
- 何に投資している商品なのか
- どんな手数料がかかるのか
- NISAと何が違うのか
- なぜ同じように運用する仕組みなのに、保険商品として存在しているのか
- 途中で解約した場合、どれくらい戻ってくるのか
このあたりを、自分の言葉で説明できないまま契約していたと思います。
解約しようと思った理由
解約しようと思った理由は、ひとつではありません。
お金の勉強をする中で、少しずつ「このまま持ち続けていいのかな」と考えるようになりました。
1. 手数料が気になった
保険商品なので、間に人や会社が入る分、手数料がかかるのは当然です。ただ、自分がどれくらい負担しているのか理解しにくいと感じました。
2. NISAのほうがシンプルだと思った
自分で投資信託を選び、非課税制度の中で積み立てるほうが、何に投資しているか把握しやすいと感じました。
3. 内容を理解しきれていなかった
契約したときは、正直に言うと「言われるまま」に近かったです。自分で納得して選んだ商品とは言い切れませんでした。
4. 家計を整理したかった
家計簿や資産全体を見直す中で、長期の金融商品も一度棚卸ししたいと思いました。
私の場合は「保険として必要なのか」「投資として納得できるのか」を分けて考えたときに、持ち続ける理由が弱くなっていました。
特に、長期で資産形成をしたいだけなら、仕組みやコストを自分で理解しやすい方法を選びたいと思うようになりました。
実際の払込額と解約返戻金
私が解約した時点の数字は、次の通りです。
解約時の金額
戻ってきた割合で見ると、約90.6%です。
約3.6万円のマイナスなので、正直「もったいない」という気持ちはありました。
契約時の重要事項説明書を確認すると、この商品には解約控除費用の記載がありました。
内容としては、保険料払込年数が7年未満で解約する場合、所定の金額が控除されるというものです。私の場合は25歳で契約しているので、契約年齢0歳〜40歳の区分にあたり、解約控除率は次の式で計算されると書かれていました。
契約書面にあった解約控除率
契約年齢0歳〜40歳:60% ×(1 - 払込年月数 / 84)
この式を見るまで、私は「途中で解約するとどれくらい引かれるのか」を具体的にイメージできていませんでした。
実際の解約時の明細では、解約返戻金353,460円、払込済み保険料390,000円という結果でした。正確な内訳は商品や時点によって変わるため、解約控除だけが元本割れの理由とは断定できません。
ただ、少なくとも私の契約では、7年未満の解約に解約控除費用がある商品だったことは、契約前にもっとしっかり見ておくべきポイントでした。
そのため、解約前に確認するなら、保険会社や担当者さんに次のように聞くのが安心だと思います。
- 今解約した場合の解約返戻金はいくらか
- 払込保険料の累計はいくらか
- 解約控除はあるか
- 市場価格調整のような調整はあるか
- 解約した場合、税金がかかる可能性はあるか
元本割れしていると、解約するのはかなり迷います。
でも私は、「ここで損を確定したくない」という気持ちだけで持ち続けるほうが、あとで後悔しそうだと思いました。
解約手続きの流れ
解約するときに不安だったのは、主に2つです。
- 損が確定すること
- 担当者さんに引き止められること
実際には、手続きは思ったよりスムーズでした。
担当者さんに電話で連絡し、来てもらうことになりました。当日「解約します」と伝えると、「では書類を送ります」という流れで、意外とあっさり進みました。
強く引き止められることもありませんでした。
ただ、あとから考えると、わざわざ来てもらう必要はなかったかもしれません。電話で解約したいと伝えればよかったかな、と少し申し訳なくも感じました。
両親にも、解約したことは伝えました。
もともと両親の紹介で契約したものだったので少し気になっていましたが、理由を話すと「自分で納得しているのであればいいよ」と言ってくれました。
解約後のお金はNISAへ
解約して戻ってきた353,460円は、全額NISAに入れました。
私の場合は、一括で投資しました。
ただし、これは誰にでもおすすめという意味ではありません。暴落したときに大きく不安になる人や、値動きに慣れていない人は、一括投資より積立のほうが続けやすい場合もあると思います。
私が一括で入れたのは、合理的に考えると、長期投資では早く市場に置くほうが期待値が高いと判断したからです。
もちろん、これも正解がひとつある話ではありません。
大事なのは、自分が納得できる方法を選ぶことだと思います。
English summary: I moved the surrender value into NISA as a lump sum. This is not a recommendation. I chose it because I personally accepted the risk and wanted the money invested in a simpler structure.
今回学んだこと
正直に言うと、契約してよかった点はあまり思いつきません。
ただ、今回の経験から学んだことはあります。
それは、投資をするときは、自分が何にお金を入れているのかをきちんと把握しておくことです。
そして、内容を理解できるものに投資することです。
契約時の私は、「将来のためになるなら」と思っていました。でも今振り返ると、もう少し勉強していれば、担当者さんにこう聞けたと思います。
- この商品とNISAは何が違うのですか?
- なぜ投資信託ではなく、保険商品として持つ必要がありますか?
- 手数料はどこに、どれくらいかかっていますか?
- 途中で解約した場合、どんなリスクがありますか?
この質問ができるくらいの探究心があればよかったなと思います。
解約後の気持ちは、思ったよりスッキリしていました。
もちろん、約3.6万円の損失は悔しいです。でも、内容を理解しきれていない商品を持ち続ける不安がなくなったことで、家計全体は整理しやすくなりました。
「もっと早く見直せばよかった」とも思いました。
まとめ
私は25歳で契約した変額個人年金保険を、元本割れの状態で解約しました。
払込済み保険料は390,000円、解約返戻金は353,460円。差額は36,540円のマイナスでした。
それでも解約したのは、手数料や商品内容を理解しきれていないまま持ち続けるより、自分でコントロールしやすいNISAに切り替えたいと思ったからです。
この記事のポイント
- 25歳で変額個人年金保険を契約した
- 毎月1万円、65歳から受け取る予定だった
- 390,000円払って、353,460円戻ってきた
- 約3.6万円の元本割れでも解約した
- 戻ってきたお金は全額NISAへ一括で入れた
- 一番の学びは、理解できる商品に投資すること
保険も投資も、人によって正解は違います。
ただ、少なくとも私は「よくわからないけれど将来のために持っている」という状態からは抜け出したいと思いました。
これからは、家計簿だけでなく、保険や投資商品も定期的に見直していきたいです。